脱毛方法の種類

一口に「脱毛」と言っても、脱毛方法の種類はいくつかあります。

  • 光脱毛(フラッシュ脱毛)
  • レーザー脱毛
  • ニードル脱毛(電気脱毛)
  • ワックス脱毛
  • 家庭用脱毛器
  • 除毛クリーム
  • 毛抜き

中には自宅で行えるものもありますが、より高い効果を得ることができる、クリニックやサロンでの脱毛方法を詳しく見ていきましょう。

光脱毛(フラッシュ脱毛)

光脱毛はエステサロンや脱毛サロンなどで主流の脱毛方法です。光をあててムダ毛にダメージを与えていく方法ですが、レーザー脱毛と比べて光の強さが弱いため、痛みをほとんど感じることなく、肌にやさしいとも言われています。しかし、永久脱毛にはならないため、半永久的にサロンに通い続けないといけない場合があります。

レーザー脱毛

強いレーザー光を皮膚に照射し、熱によって毛を破壊して脱毛をする方法です。熱によって毛根を焼き切るので脱毛効果が高く、短期間で永久脱毛ができるので人気も高いです。医療行為であるレーザー脱毛は、脱毛サロンやエステサロンでは施術できないため、クリニックに通うことになります。

レーザー脱毛機器は何種類もあり、特にクリニックで代表的な脱毛機として使われているものは、

  • アレキサンドライトレーザー
  • ダイオードレーザー
  • ライトシェア
  • ヤグレーザー
  • ソプラノ
  • ハヤブサ

などです。同じレーザー脱毛でも脱毛機器は何種類もあり、クリニックでは利用者の毛質の状態や濃さ、脱毛箇所によって使用する脱毛機器を使い分けています。さまざまな機器が揃っているクリニックの方が自分の毛質や肌質に合った脱毛ができる上に、短期間で永久脱毛ができるという点でもおすすめと言えるでしょう。

参考:独立行政法人 国民生活センター:なくならない脱毛施術による危害(報告書本文) 2017/5/11[PDF]

レーザー脱毛機器の種類

アレキサンドライトレーザー

レーザーを用いた医療用脱毛器で、メラニン色素に働きかけることで脱毛を行います。レーザーの中でも黒色にだけ吸収される波長の光をシミに対して照射することで、毛根に含まれているメラニン色素に反応します。

そうすることで、毛根にだけダメージを与え、毛根にある毛の再生組織に当たる部分(毛乳頭や毛包幹細胞)を破壊し、成長を止めます。冷却装置が一緒になっているものが多く、レーザー照射後に冷却することで肌への負担を抑えられます。

毛の生え変わる周期である、「成長期」「退行期」「休止期」のうち、成長期の毛に働きかけるため、毛の生え変わりの周期に合わせて何度か行う必要があります。

メリット デメリット
・痛みが少ない
・日焼け肌・敏感肌・アレルギー肌でもOK
・やけどや色素沈着のリスクが少ない
・美白・美容効果あり
・ムラがない
・リーズナブル
・時間がかからない
・一度では終わらない
・レーザー照射後は冷却が必要
比較的長い期間かかる点は残念ですが、それ以外の点ではメリットが大きい機器といえます。

ダイオードレーザー

医療レーザー脱毛機器の一つで、アメリカのアメリカ食品医薬品局(FDA)から永久脱毛の効果があることを認証されています。

ダイオードレーザーには脱毛・美肌・シミやほくろを薄くするなどの効果があります。アレキサンドライトレーザーと同じように、毛のメラニン色素に働きかけることで脱毛を行います。アレキサンドライトレーザーとの違いは、アレキサンドライトレーザーは、アレキサンドライトという宝石を使用してレーザーを出しているのに対して、ダイオードレーザーは人工の結晶を使ってレーザーを出している点にあります。

ダイオードレーザーは、ほとんどの効果はアレキサンドライトレーザーと同じですが、アレキサンドライトレーザーと比べると皮膚の深い部分までレーザー光が届く効果があります。薄い毛や産毛にも働きかけたい人におすすめです。

ライトシェア

ライトシェアは痛みの少ない医療レーザー脱毛機器です。医療レーザー脱毛機器は光脱毛と比べると施術後に痛みや赤みが発生しがちですが、痛みを軽減した機器として使用されています。

脱毛器の照射光が大変大きいため、従来の3分の1の時間での脱毛が可能になります。冷却ジェルを塗ったり施術後に冷やしたりする必要もありません。

施術時には、皮膚を吸引口で吸い上げて皮膚を広げて照射するので、効率的に照射が可能です。

痛みが苦手な人や、全身脱毛をしたい場合におすすめの機器です。

ヤグレーザー

ヤグレーザー(YAGレーザー)は、他のレーザー脱毛器とは異なる効果を持つ機器です。肌の色素が沈着している部位など他のレーザー機器では反応しないため使用できない部位でも脱毛が可能です。

ダイオードレーザーよりもレーザーの波長が長いため、肌の色に影響されづらいうえに火傷のリスクも少ないのが特徴です。ガスによる冷却システムを伴っている機器では、レーザーの照射とほぼ同時に冷却ができるため火傷のリスクが軽減されます。冷却ジェルも不要です。

また、根深く濃い毛に対しても効果を発揮する特徴があります。
そのため、VIOゾーンやヒゲなどにも効果的です。ただし、色素沈着が強い場合や日焼けしすぎている場合など、肌の状況によっては使用できない場合があります。

ソプラノ

他のレーザー脱毛機器と比べて、広範囲をまんべんなく弱いエネルギーで照射して、徐々に毛包を破壊することで脱毛を行います。

他のレーザー機器では、メラニンのみに働きかけるものが多いですが、ソプラノは毛包にも働きかけます。他のレーザー機器では脱毛できない場合もある、以下の場合にも脱毛が可能です。

  • 毛が濃い人
  • 肌の色が濃い人
  • 日焼けしている人

また、毛周期を選ばないで施術可能なため、従来のレーザー脱毛機器と比べて短期間での治療が可能であるメリットがあります。かゆみや赤みなどのトラブルも見られません。肌に優しい医療レーザー脱毛なので、部位を選ばず使用可能です。

 

ハヤブサ

ハヤブサは、ドイツで開発された医療レーザー脱毛機器です。従来の機器と比べると約8倍の急速冷却機能があるため、さらに肌に負担が少なく済みます。

毛の成長期・退行期に使用可能なので、成長期にしか使用できない機器と比べて脱毛終了までの期間が短く済みます。そのため、全身脱毛に使用する場合もあります。

他のレーザー機器では痛みが大きい場合も多いVIOゾーンでも、比較的少ない痛みで使用可能です。また、レーザーを照射することで、コラーゲンの生成を促進する作用もあるため、美肌効果も期待できます。

日焼けをした肌や、地黒の人にも使用可能な機器です。ただし、傷跡のある箇所は脱毛ができません。また、薄い毛や白い毛に対しては反応しないため使用できないデメリットもあります。

このように、レーザー機器には様々な種類のものがあります。肌質や肌の色、使用する部位などによって自分に合った機器を選ぶのがおすすめです。

ニードル脱毛(電気脱毛)

毛穴1つ1つに特殊な細い針を刺し、針に弱い電気を流して毛を電気で破壊する方法です。少し前まで脱毛と言えばこの「ニードル脱毛」が主流でしたが、針を1つ1つ差し込むために施術に時間がかかるため、最近では施術を行うところ自体が少なくなってきました。

ワックス脱毛

ワックス脱毛は、人肌にも安全に使用できる専用のワックスを脱毛したい部分に塗り、ワックスとムダ毛がお互いに接着する性質を利用して、脱毛を促す方法です。

一定時間ワックスを皮膚に接着させなければ効果が半減してしまいますが、しっかりと乾かしてあげることで引きはがしが楽になり、細かい毛まで毛根からきれいに除去することができます。

ジェル状のワックスが広く知られていますが、シートタイプではがしやすいものなども市販されています。

ワックス脱毛はエステサロンでも広く行われており、そちらで使われているワックスは加熱して使うタイプのものになります。脱毛したい部分にスパチュラという道具を使って塗布し、一定時間が経過してからワックスをはがして完了します。

脱毛に使われるワックスは、綿などの「当て布」を使ってはがす「ソフトワックス」と、ワックスそのものが硬くなる「ハードワックス」の二種類がありますが、どちらも皮膚から引きはがすことによってムダ毛を取り除く方法となります。

家庭用脱毛器

家庭用脱毛器は、光などを皮膚に当てて毛根にダメージを与え、脱毛を行うための機械です。

レーザー・フラッシュについてはエステやクリニックで行われる施術と方法はほぼ同じですが、家庭用の器具ということで安全性を重視しており、店舗の施術に比べると効果の出方は若干弱い傾向にあります。

家庭用の脱毛器を大きく分類すると、以下の通りとなります。

  1. レーザー:レーザー波をムダ毛のメラニン色素に照射して毛根を処理する
  2. フラッシュ:光をムダ毛のメラニン色素に照射して毛根を処理する
  3. サーミコン:毛を焼き切って除毛する

レーザー・フラッシュについては、ムダ毛の中に含まれるメラニン色素に反応するレーザーや光を当てることで毛根の組織が壊れ、毛が産生しないように処理を行うものです。回数を重ねるごとに効果が高くなっていき、ムダ毛が生えにくくなるというメリットがあります。

サーミコンタイプの家庭用脱毛器は、毛根を処理するというよりも毛を焼き切るタイプの除毛器具になります。そのため、脱毛器というよりは除毛器と呼んだ方が適切かもしれません。

除毛クリーム

除毛クリームは除毛したいところに専用のクリームを塗り、一定時間放置して乾かすだけで、脱毛を促すことができる方法です。

除毛クリームにはチオグリコール酸カルシウムという成分が含まれており、この成分がムダ毛のタンパク質を分解するので、根元から毛を除去することができます。

分解作用を持つクリームなので、肌への刺激はカミソリや毛抜き同様に少なくありません。皮膚の弱い方は敏感肌用の除毛クリームを使ったり、事前にパッチテストを行うなどして、肌との相性を調べてから使うと良いでしょう。

毛抜き

毛抜きはもっともシンプルな脱毛方法です。毛抜きを使って、除毛したいムダ毛を一本ずつ抜いていきます。この時お肌には負担がかかりますが、一度抜いてしまえば元通りに生えてくるまでには数日程度の日数がかかるので、急遽脱毛しなければならない時には毛抜きという選択肢もありえます。

ただし毛抜きは細くて短い毛には向いていません。毛を一本ずつ抜き取るのにはかなりの根気が必要となりますので、顔や腕などに生えた産毛を処理するためには、家庭用脱毛器などで一気に処理するか、細かいところまで処理できるカミソリなどを使ったり、広範囲の場合は除毛クリームなどを併用するのが良いかもしれません。

毛抜きは持ち運びが楽であり、1本あれば体のいろいろな部位に使うことができるので、コストパフォーマンスの高い脱毛方法です。その代わりとして、毛を処理するのに手間がかかること、抜ききれない毛が残ってしまうなどの問題もあります。

脱毛するなら?医療クリニックVSエステサロン
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